エアコンクリーニングで室外機の掃除が必要な場合と追加料金の目安について

2022年5月9日

エアコンの室外機の掃除は必要か


エアコンクリーニングを業者に頼む時、同時に室外機も掃除してもらったほうがいいの?と悩んでしまいますよね。

基本的には室外機のお手入れは不要!しかし、冷暖房の効きが悪くなったり消費電力が上がったりすることもあるので目視でチェックしたり必要に応じてクリーニングを依頼したりする必要があります。

今回は、室外機のどんな所をチェックするべきか、どんな時にクリーニング業者にお手入れを頼むと良いかという疑問にお答えしていきます。

おすすめのクリーニング業者や室外機クリーニングの料金についても触れていきますので業者選びに役立ててくださいね!

冷暖房の効きが悪くなった?と感じたら室外機をチェック

あまり注目されることの無いエアコンの室外機ですが実は重要な役割を担っているんですよ。

■冷房運転時のエアコンと室外機の仕組み

室内の暖かい空気をエアコンから取り込み冷媒ガスが吸収します。そして圧縮機で冷媒ガスを暖め熱を奪います。奪われた熱は室外機が排出し、熱を奪われた冷たい空気はエアコンから室内に送り出されます。冷房運転時に室外機から排出される空気が暖かいのはこのためです。

■暖房運転時のエアコンと室外機の仕組み

室外機から取り込んだ外気を冷媒ガスが吸収します。そして冷媒ガスを圧縮機で高温・高圧しエアコンから熱を放出させます。これが暖かい風となってエアコンから噴出してきます。熱を放出した冷媒ガスは再び室外機に戻り屋外に排出されます。冷房運転時は室内の熱を含んだ暖かい空気が排出されますが、冷房運転時は逆で熱を奪われた冷たい風が排出されます。

冷房・暖房どちらもポイントとなるのは圧縮機。人間でいうところの心臓に良く似ているんですよ。

心臓がポンプの働きをして酸素や栄養を行き渡らせています。エアコンの場合は圧縮機がポンプの働きをして冷媒ガスを循環させ室内機で熱交換を行い、冷たい空気や暖かい空気を排出させています。この重要な役割がある圧縮機はエアコン本体ではなく室外機に搭載されているんですよ。

だから冷暖房の効きが悪くなったなと感じたら、エアコン本体だけでなく室外機をチェックする必要があるんです。実は、室外機をきれいにお掃除してお手入れをしてもエアコンから出る空気はきれいになるわけではありません!

あくまでも室内の空気を冷やしたり温めたりするだけで、室外機と室内機を行き来しているのは「冷媒ガス」だからです。ですから、冷暖房運転時の嫌な臭いが気になる時はエアコン本体の分解洗浄をお試しくださいね。

では、どんな時に室外機の掃除が必要かというと、室外機のプロペラや熱交換器のフィンに汚れやホコリが溜まっている時が目安となります。ベランダに室外機を設置していると知らない間に洗濯物についていた髪の毛や糸くずが室外機に溜まってしまうことがあるんですよ。

エアコンの嫌な臭いも室外機の汚れやホコリも気になってきたという場合は、エアコン本体の分解洗浄+室外機の掃除を行うタイミングかもしれません。

室外機のクリーニング料金の相場

室外機は屋外に設置するため雨風で汚れやすいものです。ある程度の汚れには耐えられる構造になっているため基本的にはおおがかりな掃除をする必要はありません。

しかし室外機をチェックしてみて汚れやホコリが溜まっているようなら一度お手入れをしてみるこをおすすめします。家庭でも室外機の掃除をすることができますが、工具を使って外カバーを外すような作業は慣れていないと案外難しいものです。

エアコンクリーニング業者にしっかりお掃除を依頼する場合の料金の相場は5,000円から10,000円くらいです。

室外機単体の場合や室内のエアコンと同時に頼む場合などで料金が変わってきます。

自分で分解清掃を行うと、金属フィンでケガをしたり水や洗剤をかけてはいけない部品を濡らしてしまったりする心配もあるので、室外機のお掃除もプロのクリーニング業者に任せると安心ですよ。

室外機のクリーニング料金

室外機だけのクリーニングも受け付けてもらうことはできますが、エアコン本体とセットでやってもらうのが一般的です。

予約や見積もりの手間もかかりませんし、エアコンと室外機とセットで申し込むと割引になる業者もあるのでやはりエアコン本体と室外機のクリーニングを一緒にやってもらうことをおすすめします。

そこでポイントとなるのが、室外機のクリーニングも行っている業者選びなんです。

エアコン本体しかクリーニングを行っていない業者がありますし、エアコンと室外機とセットのクリーニングプランがあってもお掃除機能付きエアコンは対応できないという業者もあるんですよ。

室外機のクリーニング料金は別途見積もりということもあるので、ここでは

  • 全国対応のクリーニング業者
  • エアコン本体+室外機掃除の料金がわかりやすい
  • お掃除機能付きエアコンも受け付けている

という3つのポイントを抑えたクリーニング業者を紹介します。

まだどこの業者にするか迷っているという方は、料金やサービスを比較しながら検討してみてくださいね!

おそうじ本舗の室外機クリーニング

  • 室外機単体7,000円(税抜)~室内機と同時で2,000円OFF!
  • 環境にやさしいエコ洗浄も同じ料金で申し込める
  • 3,000円の有料オプション「特急便」なら申し込み翌日から3日以内に訪問可能
  • 女性スタッフの指定可能(担当店舗または近隣店舗に女性スタッフが在籍している場合)
おそうじ本舗のエアコン掃除

◎おそうじ本舗に今すぐ申し込む

>>エアコンクリーニングなら【おそうじ本舗】

おそうじ本舗のエアコンクリーニングは12,100円(税込)、お掃除機能付きエアコンクリーニングは20,900円(税込)の費用がかかります。

エアコンクリーニングと一緒に室外機クリーニングを申し込むと2,000円割引になり、実質5,000円で室外機クリーニングをしてもらえることになります。

全国展開している大手クリーニング業者の中でも安い料金になるんですよ。エアコンの分解クリーニングとセット申し込んでお得に室外機をきれいにしましょう。

ただし、天吊タイプ、屋根置きタイプの室外機は対応不可となりますのでご注意くださいね。

できるだけ早くクリーニングを終わらせたいという方に人気の特急便、日中は主婦と子供だけだから不安という家庭に選ばれている女性スタッフの指定など利用者のニーズに応えるサービスが用意されているのもおそうじ本舗の特徴です。

クリーニングの実績が豊富、スタッフの研修や講習会を実施して最新機種にも対応しているので質の良いクリーニングを求める方におすすめですよ!

イオンのカジタクの室外機クリーニング

  • 室外機掃除料金:6,000円(税抜)
  • 訪問見積もりがないから時間のない方も安心
  • スタッフ訪問時のコインパーキング代等はカジタクが負担
イオンのカジタクのエアコン掃除

カジタクのエアコンクリーニングは12,000円(税抜)、お掃除機能付きエアコンは19,800円(税抜)の費用がかかります。(おそうじ本舗と違い室外機のセットプランは用意されていません。)

室外機は一律6,000円(税抜)の料金がかかるものの複数台割引で通常タイプのエアコン2台目以降7,800円(税抜)、お掃除機能つきエアコン2台目以降15,000円と安くなるので家にある全てのエアコンをまとめてお手入れしたいという場合は料金を安く抑えることができます。

ほとんどのハウスクリーニング業者は一度訪問見積もりをしてから、正式な料金を出してクリーニングの日程を決めますが、カジタクは料金が一律で設定されているため申し込み時の料金のみで後から金額が変わることはありません。

煩わしい訪問見積もりが無いので貴重な休日を無駄に過ごしたくない方におすすめです。

>>【見積もり不要】イオングループのカジタク

室外機をきれいにしてもエアコンの効きが悪い原因とは?

室外機をきれいにしてもエアコンの効きが悪い時は何か原因があるはずです。

もしハウスクリーニング業者にエアコン本体や室外機のお手入れをする前からエアコンの効きが悪かった場合は設置状態が悪かったり経年劣化で寿命が近づいたりしていることが考えられます。

もしかしたら今まであまり室外機のことは気にしていなかったという方が多いかもしれませんので、室外機の設置や劣化についてのチェックポイントと対策を紹介します。かんたんな対策方法で改善することもあるので覚えておくと役に立ちますよ。

室外機の設置状態が悪い?

夏、冷房をフル稼働する時期に直射日光が室外機に当たっていると冷房が効きにくくなることがあります。

エアコンの室外機に日よけをつける

冷房運転時は、冷媒ガスで冷たい空気を作り出した後の暖かい空気が室外機から排出されます。この時、直射日光が当たって室外機や室外機の周辺の温度が暖かくなっていると空気の排出がうまく行われないことがあります。

すると空気を排出するためにたくさんの電気を消費してしまうため、電気代が高くなってしまうこともあるんですよ。同様に、植木鉢やガーデニンググッズなどで室外機の吹き出し口を塞いでしまうと熱がこもりやすくなって冷房の効きが悪くなったり電気代が高くなったりすることがあります。

こんな対策がおすすめ

  • すだれやよしずで直射日光が当たらないよう日陰を作る
  • 室外機の周辺に置いてあるものを片付ける
  • ゴミや葉っぱなどがあれば取り除く

このような対策で室外機と室外機周辺の風通しを改善することで冷房の効きが回復することもあります。

注意したいのは、市販の室外機カバーです。せっかく排出した熱が逃げにくくなってしまうので冷房が効きにくくなることが指摘されています。

室外機カバーはエアコンを使う時ははずしておいて、シーズンオフの目隠しとして使うようにしましょう。

暖房が効かない原因

エアコンの暖房スイッチを押してもなかなか暖かい風が出てこないということがあります。

これは真冬によく見られる症状で、除霜運転が作動していることが原因です。

真冬の室外機は除霜運転で温まらないことも

室外機に霜が降りていたり凍結したりしていると、暖房を運転する前に霜や凍結を取り除く必要があります。

室外機にはその機能が搭載されていて自動的に除霜運転がはじまり、霜や凍結が解けてから暖房の運転がはじまります。

霜や凍結がなくても外気温が一桁になると室外機が置いてある地面は0度ということもあるので、関東や中部地方の暖かいエリアでも除霜運転が作動することはよくあります。

  • 故障を疑う前に除霜運転をしているかチェック
  • 室外機に日陰を作っているものがあれば取り除く

先ほど、室外機に直射日光が当たっていると冷房が効きにくいというお話をしましたが、暖房は逆で室外機に日光が当たって暖められていた方が少ない電気で部屋を暖めることができるんですよ。

夏に設置したままになっているすだれやよしずを外しておくと良いですね。

室外機の故障や冷媒管の保温材の劣化

エアコンの室外機に搭載されている圧縮機は人間の心臓のような役割があることをお話しました。圧縮機で空気の熱を奪って冷たい空気を作り出しエアコンから吐き出しています。

冷房を運転する際は熱を奪われた空気が室外機から排出される空気は暖かさを感じます。しかし圧縮機に異常や故障があると冷房運転時に排出される空気は冷たく暖かさを感じません。

室外機に手をかざしてチェックしてみてください。暖かさを感じなければ圧縮機が正常に動いていない可能性があるのでメーカーに修理を依頼してくださいね。

圧縮機で空気の熱を吸着する冷媒ガスは完全密閉されているため減ることはありません。

ところが古い型式のエアコンは経年劣化で溶接部分にサビなどが発生し稀に冷媒ガスが漏れてしまうことがあるようです。この場合はメーカーに冷媒ガスが漏れているかをチェックしてもらう必要があります。

冷媒ガスを補充することもできますが漏れている部分を修理しないと再び漏れてしまうことになるため、後のメンテナンス等を考えると買い替えたほうが費用対策になるという意見が多いようです。

エアコンと室外機に伸びている液管・ガス管(冷媒管)はクッションのような保温材やテープで巻かれていますよね。これらの部品は直射日光の影響などで経年劣化してしまいます。

放置したままにしていると冷房時は冷えにくい、暖房時は暖まりにくいといっった症状の原因になってしまいます。中に断熱材が通っているためあまり心配する必要はありませんが、配管がむき出しになっている部分に直射日光が当たるような場合は修理をしておいたほうが安心ですね。

エアコン掃除

Posted by チャゴ