洗濯機から嫌なニオイがする!ワカメみたいな汚れが洗濯物に付いている!とお悩みではありませんか。
もしかしたら洗濯槽が汚れているのかもしれませんよ。
市販の洗濯槽クリーナーは数百円から購入できますし、数時間つけ置きするとびっくりするほど汚れが取れるんですよ。
洗濯機を買い換えるよりも手軽なのでぜひお試しください!
ここでは、市販の洗濯槽クリーナーをより効果的に使う方法やクチコミで人気の洗濯槽クリーナーを紹介します。
洗濯槽クリーニングのやり方
市販の洗濯槽クリーナーを使う際、ちょっとしたコツを抑えておくとスムーズかつ効率的に汚れを落とすことができます。
洗濯槽クリーナーを入れて洗濯機を運転させるだけでもある程度は汚れを落とすことができますが、この機会に洗濯機の外側や洗剤・柔軟剤投入口もピカピカにお手入れしておくことをおすすめします。

洗濯機の見える部分をまず掃除
市販の洗濯槽クリーナーを使う前に洗濯機の外側や内側の見える部分を掃除しましょう。
洗濯機のフタや外側に洗剤がこびりついている場合はお湯で絞った雑巾を使うと取り除きやすくなりますよ。
埃が積もったコンセントは火災の原因になることがあるので外してお手入れをしておくことをおすすめします。
洗濯機の外側をお手入れしたら、洗濯槽の内側のお手入れをはじめます。洗濯槽についている糸くずネットを外してきれいにしておきましょう。
ポイント
次に洗濯槽に水を溜めます。
市販の洗濯槽クリーナーによっては水より先にクリーナーを投入するよう書かれているものがあります。その場合は説明書に従ってくださいね。
洗濯槽に水を溜めると水の重さで槽が下がります。槽が下がると上部に隙間ができるため、洗濯槽上部にこびりついた洗剤や埃を取り除くことができます。この時、柄つきブラシ(靴洗いブラシ)があると細かい溝までお掃除できて便利ですよ。

洗剤・柔軟剤投入口もドロドロになっていることがあるので古歯ブラシや古布を巻いた割り箸などでこすって取り除きましょう。
洗濯槽クリーナーで内部をつけ置き洗い
洗濯槽クリーナーのつけ置き手順
- 洗濯槽クリーナーを投入する
- 洗濯槽に満水まで水をためる
- 洗いコースのみで運転する(すすぎ・脱水は使わない)
- 3時間つけ置きする
- 標準コースで運転する
- 汚れが残っている場合はもう1度標準コースをまわす
このような手順で洗濯槽クリーナーを使います。
市販の洗濯槽クリーナーは3時間のつけ置きをすすめている商品が多いので3時間としましたが、明らかに臭う・黒いワカメ状のカスが出るという場合では一晩放置して、翌日もう一度洗濯槽クリーナーをかけて徹底的に汚れを落とすという方法もあります。
ただし、洗濯機の機種によっては「7時間以上漬け置きをしないで下さい」といった注意書きが書かれていることがあるようです。
洗濯機が故障しては困りますから、洗濯槽クリーナーを使う前に説明書を確認しておくと安心ですね。
参考

さらに効果的な裏技としては、毛布洗いコース・洗濯槽洗いコースを使う方法があります。
先ほど紹介した洗濯槽クリーナーのつけ置き手順の「3.洗いコースのみで運転する」は毛布の洗いコースがおすすめ。
すすぎ・脱水は使わずに毛布の洗いコースのみを使うことがポイントです。
標準運転は洗濯槽下についているパルセーターが回転して水流を起こしますが、毛布の洗いコースは槽全体が回転して大きな水流を作ることが出来るんです。
だから洗濯槽クリーナーが溶けやすくなる・汚れに浸透しやすくなるというワケ!
「4.標準コースで運転する」の時に洗濯槽洗いコースで運転すれば、より効果的に洗濯槽の汚れを取り除くことができます。
機種にもよりますが、少ない水量から段階的に水を増やして回転していくので洗濯槽全体がムラなくきれいになりますよ。
市販の洗濯槽クリーナーのおすすめ
洗濯槽クリーナー売り場に重曹やセスキ炭酸ソーダが並んでいることもよくありますね。
どちらも弱アルカリ性またはアルカリ性の性質があります。
アルカリ性は、油脂、たんぱく質、炭水化物の汚れを落とすのが得意!
洗濯槽に溜まる汚れは、服についた皮脂汚れや食べこぼし汚れが含まれますからアルカリ性または弱アルカリ性を選ぶのは間違いではありません。
しかし重曹やセスキ炭酸ソーダは比較的穏やかな作用で普段のお掃除に重宝しますが、洗濯槽クリーナーとして使うと溶け残りなどで洗濯機故障の原因になることがあるそうです。
クエン酸、お酢、ミョウバンを洗濯槽クリーナーの代用として使う方法もあるようですね。
クエン酸、お酢は酸性、スーパーなどで売っている漬物用焼きミョウバンはアルミが添加されていて酸性になります。
酸性は、水垢や尿石といった汚れを落とすのが得意。一時的に洗濯槽の臭いを消すことはできても汚れをしっかり取り除くことはできませんのであまりおすすめできません。
クエン酸やお酢は洗濯機に使われている金属の部品を腐食させる心配がありますし、塩素系漂白剤と混ざると有毒ガスを発生させる危険もあるので取扱いにはご注意くださいね。
市販の洗濯槽クリーナーなら1回ごとの計量が不要ですし、水に溶けやすく汚れに浸透しやすい工夫がされてるので重曹やセスキ炭酸ソーダよりも使い勝手が良くおすすめです。
酸素系と塩素系の違いとは
市販の洗濯槽クリーナーは酸素系漂白剤と塩素系漂白剤の2種類があります。
酸素系洗濯槽クリーナーは粉末の酸素系漂白剤は過炭酸ナトリウムが使われています。
過炭酸ナトリウムは水に溶かすと過酸化水素と炭酸ナトリウムに分解され、その際に汚れや雑菌などを漂白します。
■塩素系
塩素系漂白剤は液体タイプで次亜塩素酸ナトリウムが主な原料です。
漂白力が高く、薬品のような臭いが特徴的。短時間で強力に汚れを落とせるというメリットがありますが、色柄物に付くと漂白作用で色落ちしてしまうというデメリットがあります。塩素系はクエン酸やサンポールのような酸性洗剤と混ざると有毒ガスが発生するため注意が必要です。
ポイント
- 洗濯機購入から1度も洗濯槽クリーナーを使っていない
- カビのような臭いやワカメ状の黒いカスが気になる
このような場合は塩素系洗濯槽クリーナーがおすすめ。まずはしっかりと汚れを取り除き、以降は酸素系洗濯槽クリーナーと交互に定期的なお手入れをしましょう。
- 洗濯機の洗濯槽洗いコースをよく使っている
- 洗剤や柔軟剤は適量を守って使っている
こういうケースでは比較的洗濯槽の汚れは軽いので、酸素系洗濯槽クリーナーのつけ置きでかなりきれいになりますよ。

市販の洗濯槽クリーナーの特徴と口コミ
OXICLEAN(オキシクリーン) 洗濯槽クリーナー(酸素系)
オキシクリーンと言えば汚れ落ち抜群の酸素系漂白剤として有名ですね。
そんなオキシクリーンの洗濯槽クリーナーがあるのをご存知ですか。
1回ごとの個別包装になっているので通常版オキシクリーンよりも使いやすいんですよ。
口コミ
- 隙間の汚れに届くぐらい泡立ちがいい!
- ドラム式にも使える効果の高い洗濯槽クリーナー
- すっきりした香りで清潔感がある
クチコミでも人気があるようですが、通常版のオキシクリーンでも洗濯槽のお手入れしている方が多い印象です。
シャボン玉 洗たく槽クリーナー(酸素系)
酸素系漂白剤に重曹を加えた洗濯槽クリーナーです。香料やアルコールなどの添加物が使われていません。できるだけ環境にやさしく使い心地の良いものを選びたいという方に人気!
口コミ
- よごれ落ちがいいのでリピートしている
- 消臭効果が高いみたいでニオイが気にならなくなった
- お湯でまわすとさらに効果が高い!
定期的な利用でニオイや黒かびが気にならなくなったという声が多く、酸素系洗濯槽クリーナーの中でも特にリピーターの多い商品です。
ワイドハイターEX 粉末タイプ(酸素系)
衣料用漂白剤として売られているワイドハイターEXも洗濯槽クリーナーとして使うことができるんですよ。
主成分である過炭酸ナトリウムは酸素系洗濯槽クリーナーに使われているので安心してお使いください。
ただし、液体ワイドハイターは液性が酸性で洗濯槽クリーナーとして使うことはできないのでご注意くださいね。
口コミ
- もともと洗濯に使うものだから安心!
- 洗濯物に付いてしまっても色落ちがない
- スーパーやドラッグストアでいつでも購入出来る
普段のお洗濯にも使えるのでAmazonなどで業務用サイズを購入しているという方も!洗濯槽クリーナーとして使う他、排水口のお手入れに使っているというレビューもありました。
洗濯槽カビキラー粉末タイプ(酸素系)
amazonや楽天、大型のホームセンターではセット販売されているものを入手できます。
洗濯槽クリーナーは定期的に使うことで効果が高まりますからストックがあれば思いついたときにすぐにお手入れができますね。
口コミ
- まとめ買いセットがお得!
- コスパの良さでおすすめしたい!
- 洗濯物のニオイが気にならなくなった
まとめ買いなら1個あたりの単価が安くなってお得なのですが、ドラム式に対応していない点は要注意!うっかりまとめ買いをしてしまわないようにしましょう。
洗濯槽カビキラー液体タイプ(塩素系)
塩素系洗濯槽クリーナーは洗濯槽特有のワカメ状の黒い汚れを漂白・分解してしまうため汚れが見えなくなってしまうほどの高い効果があります。
そのため、酸素系洗濯槽クリーナーよりも汚れが取れないと錯覚してしまうことがあります。十分な効果があるので継続してお使いくださいね。
口コミ
- 初めて洗濯槽クリーナーを使う方におすすめ
- ニオイも汚れも短時間で除去する効果が高い!
- 酸素系と交互に使うと汚れがほとんど気にならない
酸素系の洗濯槽カビキラー粉末タイプはドラム式には使えませんが、こちらの商品はドラム式にも使えます。お得なセット販売もあるのでチェックしてみてくださいね。
アリエール洗濯槽クリーナー(塩素系不使用)
手軽に使える洗濯槽クリーナーとして人気があります。過炭酸塩に効果を高める炭酸塩がプラスされた洗濯槽クリーナーで、界面活性剤が10%と洗濯槽カビキラー粉末よりも多く配合されています。
口コミ
- 洗濯槽のステンレスに艶が出た!
- 安いから12個買って毎月使っている
- つけ置きをしないでも汚れが取れた!
amazonパンドリーなら180円ほどで購入できます。まずは市販の洗濯槽クリーナーを試してみたいという方でも手軽に購入できますね。
ドラム式は使用を控えるように注意書きがされています。
■ドラム式にはこちらが人気
パナソニックドラム式洗濯機用洗濯槽クリーナー 「N-W2 洗濯槽クリーナー ドラム式専用」(塩素系)
市販の洗濯槽クリーナーで界面活性剤が配合されているものは泡立ちが良すぎてドラム式には向いていません。途中で排水されてしまう心配があるため、ドラム式専用のものをつかうと安心です。
口コミ
- 年に1度の使用で良いから手間がかからない!
- ドラッグストアで買ったものより汚れ落ちがいい!
- 部屋干しの洗濯物のニオイがなくなった!
毎月ドラッグストアやホームセンターで買える洗濯槽クリーナーでお手入れして、年に1度N-W2洗濯槽クリーナーを使っているというクチコミもありました。
日立洗濯槽クリーナーSK-1(塩素系)
口コミ
- パッキンの黒カビまですっきり落ちる!
- 市販の洗濯槽クリーナーよりもすすぎの回数が少なくて済んだ
- 10年使った洗濯機もピカピカになった!
商品価格が2,000円ほどするため購入するのを迷うという方も多いようです。
しかし長期間お手入れをしていなかった洗濯槽もきれいになるため、数百円の洗濯槽クリーナーを何個も買うより経済的というクチコミもありましたよ。
洗濯槽クリーナーでのお手入れの頻度や時期
梅雨から夏の湿気が多いカビシーズンだけ洗濯槽クリーナーを使う、12月の大掃除の時だけ洗濯槽クリーナーを使うといった少ない頻度では十分とはいえません。
1~3ヶ月に1度は洗濯槽クリーナーでお手入れをしましょう。
定期的なお手入れを続けていると洗濯機のニオイや汚れに悩まされることも少なくなってきます。
とはいえ、洗濯槽クリーナーも万能ではありません。洗濯槽クリーナーを回した水を脱水する時、水と一緒に汚れが流れ出てパルセーター裏側に溜まってしまうことがあるようです。
清掃のプロによると、市販の洗濯槽クリーナーを使いニオイや汚れが取れたつもりで洗濯機を使い続けていると、パルセーターの裏側に残った汚れと一緒に洗濯物を回してしまっている可能性があるのだそうです。
洗濯槽クリーナー終了後にパルセーターも取り外して丸洗いできれば良いのですが、素人にはなかなか外すことはできませんよね。
そこでおすすめしたいのがプロの手による洗濯機の分解洗浄!こまめに市販の洗濯槽クリーナーを使っている場合なら3~4年に1度、お手入れをほとんどしないという場合なら1~2年に1度は依頼しましょう。
分解しないと取り除けない洗濯槽裏側の汚れやパルセーターの底に溜まる汚れまですっきりキレイにしてもらえますよ。
洗濯機の分解洗浄でおすすめの業者をこちらで紹介しています!