お風呂掃除の仕方と手順|自分で簡単!重曹やクエン酸を使って黒カビや水垢を徹底除去!

お風呂場の汚れは皮脂や石鹸カス、水道に含まれるカルキやカルシウムなどのミネラル成分、ヌメリのほか、黒カビやピンク汚れなど性質の異なる汚れのオンパレードです。
お風呂用洗剤でこまめに洗っていてもウロコ汚れや床・壁のくすみなどは落ちにくいですよね。
バスルームの汚れは、汚れに合わせた洗浄剤や洗い方を知っていると驚くほどカンタンに落とすことができます。汚れによって違う「酸性」「アルカリ性」の性質(ph)によって洗浄剤を使いわけて効率よくお掃除して、ピカピカなバスルームにしましょう!
ここでは、環境にもやさしくて汚れもキレイに落とせる重曹やクエン酸、セスキ炭酸ソーダなどを使ったナチュラルクリーニングのお風呂掃除の方法もあわせて紹介していきます。
お風呂掃除の仕方
お風呂掃除はとても面倒で嫌!という人もメリハリをつけて「毎日お掃除する場所はここ」「1週間に1度お掃除する場所はここ」と決めておけばそれほど苦になりません。
おそうじをさぼって放置しているとカビやヌメリなど頑固な汚れに悩まされてしまいます。
お風呂掃除のやり方や頻度を決めて、いつもキレイなバスルームを維持していきましょう!
お風呂掃除に用意するもの

普段のカンタンなお掃除用
■掃除道具
- 大きめの風呂掃除用スポンジ
- お風呂掃除用ブラシ
■洗剤
- 市販のバスクリーナー
- 重曹
- クエン酸
落としにくい汚れを落とすしっかりお掃除用
上記の道具、洗剤に加えて準備するもの。
■掃除道具
- クイックルワイパーなどのペーパーモップ(天井用)
- ハブラシ
- 布、またはキッチンペーパー
- ラップ
■洗剤
- 塩素系カビ取り剤(カビキラーなど)*クエン酸と混ぜて使ってはいけません
- 風呂釜用洗剤(ジャバなど)
- 排水口、パイプクリーナー
お風呂掃除の手順
毎日のカンタンおそうじの場合は、浴槽、壁、床などを残り湯やシャワーでささっと洗い、排水口の髪の毛やヌメリを取る程度のお掃除で十分です。
ここで説明するお風呂掃除の手順は、浴室全体をしっかりお掃除する際の手順です。
おそうじの基本は高いところから始める!これはお風呂掃除でも当てはまります。
お風呂掃除の順番
- 天井、換気扇
- 壁
- 扉
- 浴槽(風呂釜配管掃除をするなら浴槽は最後)
- 鏡
- 蛇口、シャワー
- 床
- 排水口
このように高いところから順におそうじをして、最後はしっかり水気をふき取って換気を行うとカビの繁殖を抑えられます。
風呂釜につながる配管内をジャバなどで洗浄する場合は、お湯を張ったりつけ置きをする必要があるので浴槽のおそうじは最後にします。
場所別しっかりお掃除の仕方
特に汚れがひどい箇所は徹底的にしっかりお掃除します。
お風呂用洗剤で落としきれない汚れやくすみ、カビなどは、汚れの種類ごとに適した洗浄剤を使い分けてきれいにしましょう。
石鹸カス、カルキの汚れには酸性のクエン酸
皮脂やカビ、ヌメリにはアルカリ性の重曹・セスキ炭酸ソーダ

クエン酸水はクエン酸を小さじ1杯に対し水200ccの割り合いで作ります。市販のスプレー容器にいれてシュッシュと吹き付けながら使うと便利です。
重曹はゴマ塩や振りかけのような容器に粉末のまま入れて、使う分だけ振りかけて使うと便利ですヨ
お風呂の天井のおそうじ
天井の汚れ落としにはクリックワイパーなどのペーパーモップがとても便利です。
カビで黒っぽくなっているようなら、重曹よりも水に溶けやすいセスキ炭酸ソーダを溶かした水にペーパーモップをつけるか、塩素系のカビキラーなどをしみこませてゴシゴシこすって落とします。
天井に洗剤やカビキラーが残らないように、最後はしっかりふき取ってください。
お風呂の床や壁のおそうじ

壁や床は普段は中性洗剤とスポンジで掃除しますが、黒ずみが気になってきたら、重曹を振りかけてブラシでこすって洗いましょう。濡らした床に粉のまま振りかけて使うのがポイントです。
樹脂製の床が白っぽく汚れてきた場合は・・・
白っぽい汚れは、石けんカスや水道のカルキの成分が蓄積してたまったものです。
アルカリ性の汚れなので酸性のクエン酸を使うことで中和させ簡単に落とすことができます。
白っぽくなっている床を濡らして、クエン酸を小さじ1、2杯程度をまんべんなく振りかけて20~30分程度放置してから、ブラシでごしごし洗ってください。
お風呂の排水口のおそうじ

排水口は皮脂や石鹸などを栄養とする雑菌やカビが生えやすい場所なので、掃除は塩素系漂白剤や洗剤(カビキラーなど)でお掃除するのが手っ取り早いです。
排水管の中は、ドラッグストア等で売っているパイプクリーナー(パイプユニッシュなど)できれいにできます。
ナチュラルクリーニングなら・・・環境にも優しいナチュラルクリーニングでお掃除するなら、髪の毛などを取り除いてから石鹸の泡に重曹を振りかけてブラシでごしごし洗います。
その後、重曹100ccに対しクエン酸50ccの割合で混ぜた粉末を排水口に投入しぬるま湯をコップ1杯分くらい流し込みます。
重曹とクエン酸が反応しシュワーっと発泡するので、そのまま30分くらい放置します。最後にお湯で十分流して終了です。
シャワーヘッドのおそうじ
シャワーヘッドは長期間使用していると、水が出る小さな穴が目詰まりを起してきます。
目詰まりの原因は、水道水に含まれるカルキやカルシウムなどのミネラル成分です。
カルキ汚れを落とすのが得意なのはクエン酸です。
クエン酸を溶かした水にシャワーヘッドをそのままつけておいてもよいですが、ヘッドの散水版だけを取り外して洗面器に入れてつけておき、汚れがふやけて柔らかくなったところをハブラシでゴシゴシ洗うときれいに落ちます。

シャワーヘッドの散水版はヘッドを左に回すと外せるタイプやビスでとめてあるタイプなどがあり、どちらも比較的簡単に取り外すことができます。
水栓金具(蛇口)のおそうじ
お風呂場の水栓金具は白っぽいウロコ状の汚れが定着しやすいのが特徴です。
石鹸カスや水道のカルキ等の成分が沈着してできる汚れなので、クエン酸が効きます。
クエン酸を溶かした水をスプレー容器にいれて、スプレーしてからスポンジでこすると落とすことができます。
それでも落ちないしつこい汚れの場合は、布やキッチンペーパーを巻き付けた上からクエン酸水をスプレーしてしばらくつけておくと落としやすくなります。乾燥しないように時々吹きかけるか、ラップを巻いておくとよいでしょう。
お風呂の鏡のおそうじ

鏡の水垢汚れやウロコのような汚れはシャワーのお湯に含まれるカルキやカルシウムなどのミネラル成分や石鹸、シャンプーの泡などによるアルカリ性の汚れなので、クエン酸を使って中和させて落とすことができます。
キッチンペーパーをクエン酸を溶かした水でぬらし、鏡に張り付けてラップで覆います。そのまま数時間から半日程度放置してから流します。
お風呂のドアのおそうじ
お風呂の扉は上部よりも下部のほうが汚れやすくなっています。シャワーのお湯や石鹸の泡が付着しやすいのので放っておくとカビの温床になります。
カビが生えていないようなら、中性洗剤とスポンジで洗ってください。

もしカビがはえてしまっていたら、重曹を振りかけて使い古しのハブラシでゴシゴシ洗ってください。
カビはアルカリが苦手ですから、重曹のかわりにもっと強いアルカリのセスキ炭酸ソーダを溶かした水をスプレーしながらおそうじするのも効果的です。

ドアは水滴がたまりやすいので、こまめに拭くかお風呂を使い終わったらしばらくの間は開けておいて湿気を飛ばすなどの工夫をすればカビを防ぐことができます。
お風呂で使うイスや洗面器など小物のおそうじ
お風呂で使う洗面器やプラスチック製のイスなどの汚れは、普段は石鹸の泡+重曹を使ってスポンジでキレイにします。
もしゴシゴシ洗っても白っぽいい汚れが落とせないようならそれは石けんカスの汚れですから、クエン酸水をしみ込ませたキッチンペーパーでパックしてしばらく放置しておくと落とすことができます。
すのこやマットなどカビの生えやすいお風呂グッズは重曹やセスキ炭酸ソーダを使って落とします。
お風呂掃除をする頻度はどれくらい?場所別のお掃除頻度の目安
お風呂掃除ってしっかりやると結構大変で時間もかかってしまいますよね。でも、お掃除する場所と頻度をしっかり決めておけばそれほど大変ではありません。
掃除する箇所の頻度の目安を参考にしてください。

毎日お掃除
- 浴槽
- 排水口
浴槽のフタ、鏡や壁、床は入浴後にさっと流す程度でOK!
週に1度のお掃除
- 鏡
- 床
- 壁
- 扉
- 蛇口(簡単に)
- シャワーヘッド、ホース(簡単に)
- 小物
- 浴槽のフタ

床や壁、浴槽のフタなどカビがはえやすそうなところは重曹を、鏡やシャワーヘッド、ステンレスの水栓金具部分にはクエン酸水を使って簡単にお掃除しておくとキレイを維持でき、月に1度のしっかりお掃除もとっても楽になりますよ!
月に1度のお掃除
- 風呂釜配管
- 天井
- 換気扇
- 鏡(しっかりおそうじ)
- シャワーヘッド(しっかりおそうじ)
- 蛇口(しっかりおそうじ)

しっかりお風呂掃除をした後に時々カビ予防になるおふろの燻煙剤などを使うのもキレイを保つ秘訣ですね。
半年~1年に1度のお掃除
- 浴槽エプロン内部
浴槽エプロンの取り外しはカンタンにできるものもありますが、外してみると内部の汚れは目を覆いたくなるような状態でひどい汚れになっている場合が多いです。
特にカビやヌメリの汚れがひどくて、きれいに汚れを落とすのも結構大変です。

浴槽の側面のフタ(エプロン)を外してお掃除するときれいに。
自宅用にケルヒャーなどの高圧洗浄機等があれば自分でエプロン内部のお掃除もできますが、ハウスクリーニング業者に年に1度、浴室クリーニングしてもらうという手もあります。
プロの浴室クリーニングなら、キレイにしてくれるだけでなく防カビ剤のコーティングなどもお願いできます。
普段開けることがほとんどないエプロンの内側を徹底的に掃除してもらった後に、防カビ処理をしてもらえれば清潔な状態を長く維持できますよ。

お風呂掃除をプロに頼むならおそうじ本舗がおすすめ!!
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